「残念ながらメダルには届きませんでした」
「ぜひメダルを取って欲しかったんですけどね」
「これで銀以上のメダルが確定です」
「ニッポン、メダルならず」
「欲しかったメダルに手が届きませんでしたね」
「いちばん良い色のメダルが欲しかったです」
「ニッポン、アテネ大会にならぶメダルラッシュです」
メダル、メダル、うっせーんだよ!
メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル、メダル。
アスリートファースト?
スポーツの持つチカラ?
ぜんぶ嘘じゃねーか。
そこにあるのはメダルファースト。
メダルの持つ視聴率。
アナウンサーが「メダル、メダル、メダル」
コメンテーターが「メダル、メダル、メダル」
街の人が「メダル、メダル、メダル」
そんなお前も「メダル、メダル、メダル」
どこもかしこも「メダル、メダル、メダル」
今の日本人?
違うの?
なーんだ。
日本人以外のメダルには興味がないらしい。
俺は見ていて恥ずかしい。
実にアスリートに非礼な態度だよね。
俺には千葉すずの気持ちがよくわかる。
まあ、いいさ。
俺は純粋に競技に取り組むアスリートを応援する気になれないでいるから。
この、あまりにも政治的なスポーツ大会にうんざりしているから。
スポーツに政治を持ち込むな。
嘘をつけ。
むしろ政治しかないじゃないか。
つーか、人は生きているだけで政治性を持つものなのさ。
物事にイエス、ノーをいうのが政治性だとすれば、
政治性がない奴は発展性がない愚鈍だ。
スポーツの無謬性。
スポーツは正義。
スポーツには未来を変える力がある。
スポーツはみんなを元気にする。
正直にいえよ。
こそこそすんなって。
俺は知ってる。
ニッポンのメダルラッシュでコロナ禍から目がそらされて政権が延命できる、だとか、
某広告代理店に多額の金が流れ込んでいる、だとか、
政権と関係が深い人間が会長をつとめる人材派遣会社が中抜きしまくっている、だとか、
東京一日の感染者4,000人の日にも、スポンサーのくれるお金のためにテレビは競技を垂れ流しつづける、だとか。
子どもたちの権利はうばわれ、
公正さは永久に失われたように見える。
そんな世の中に嘆いていても、気づけばメダルラッシュにうかれてる。
やばくねーか。
Power to the people
Power to the people
Power to the people
Power to the people, right on
人々に力を
人々に力を
人々に力を
人々に力を。
「コンパクトな大会」
当初予算8000億円のコンパクトな大会でしたが、最終的に総額3兆円をこえる大変コンパクトな大会です。
「温暖な気候」
連日気温30度をこえる温暖な気候であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できます。
「福島はアンダーコントロール」
汚染水は今でも毎日ドラム缶700個分あふれ出ていますが、コントロールされています。
「アスリートファースト」
大会は市民の犠牲の上で成り立っていますが、選手が競技するのは当然です。選手は競技しかできないからです。選手は意見を持っていません。選手は考えません。社会生活をしません。思想を持ちません。競技しかできません。
「もう選手きちゃってる」
もう選手きちゃってるから。
「スポーツには世界と未来を変える力がある」
演劇、音楽、その他に力はありません。権力は俺たちのものです。お前らに力はありません。
「責任をとって辞任させます」
ですから私は辞めません。
「五輪は人々を団結させる」
見たくもないといっている医療関係者。嫌だというなら見なければいい。
「多様性と調和」
にっぽんメダルらっしゅ! にっぽんすげー! 大した多様性ですね。
「開会式の予算」
165億円。
「五輪に政治を持ち込むな」
「東京オリンピックが中止、半年後の冬季オリンピックが無事開催なんてことになれば、中国を勢い付けてしまう」んだそう。実に政治的です。立派です。
「私たちの心は」
開会式前日に特定政治機関に告げ口をする副大臣。「私達の心はイスラエルと共にあります」だそう。一緒にすんな。俺の心はパレスチナと共にあります。
「取り巻きで決める国」
「『1年延期が妥当では』。重大な意思決定は、取り巻き5~6人で秘密裏に行われた」。最高ですね。
「感染者が増えているが」
「人流は減っているので心配ない」。正気ですか。お前の頭が心配です。
「はじまっちゃえば何だかんだでよろこぶ」
俺とかお前のこと。